銀河鉄道の夜 ― 文字の影に隠したメッセージ

宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」。「星祭の夜」にジョバンニとカムパネルラが鉄道に乗り、いろいろの場所で空の星々を眺めます。作中にたくさん登場する星座の名前や、それらの南中時刻を研究すると、描かれているのはちょうど「8月13日」の夜であるとわかるそうです! しかも8月13日の夜といえば、ペルセウス座大流星群。星降る夜、まさに星祭。

この童話の中には多くの星や星座が登場しますが、しかし「ペルセウス座」という言葉だけは、最後まで決して出てこない。宮沢賢治は、最も大事な言葉を行間に隠したのかもしれません。

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本当に大事な美術館は

1)本当に大事な美術館は鑑賞者の眼のなかにある。自分だけの、形のない美術館。素敵なものに出会ったら、それを収蔵したい。どんなに社会が価値を認める作品でも、お金はかからない。無限のスペースもある。でも本当に本当に大事なものに出会うには、常に眼を開いていなければいけない。これが難しい。放っておくと生活のなかで瞼が閉じてしまう。

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