接線の彫刻 "tangent sculpture"

以下のテクストは、ある「もの」について記述しています。これがなにか、わかりますか?

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それは底面はもつけれど頂面をもたない一個の円筒状をしていることが多い。それは直立している凹みである。重力の中心へと閉じている限定された空間である。それはある一定量の液体を拡散させることなく地球の引力圏内に保持し得る。その内部に空気のみが充満しているとは、我々はそれを空と呼ぶのだが、その場合でもその輪郭は光によって明瞭に示され、その質量の実存は計器によるまでもなく、冷静な一瞥によって確認し得る。 

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銀河鉄道の夜 ― 文字の影に隠したメッセージ

宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」。星祭の夜にジョバンニとカムパネルラが鉄道に乗り、いろいろの場所で空の星々を眺めます。作中には、たくさんの地名、星座の名前が登場します。星々の南中時刻を組み合わせて分析すると、描かれているのはちょうど「8月13日」の夜でいあるとわかるそうです! しかも8月13日の夜といえば、ペルセウス座大流星群。星降る夜、まさに星祭です。

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本当に大事な美術館は

1)本当に大事な美術館は鑑賞者の眼のなかにある。自分だけの、形のない美術館。素敵なものに出会ったら、それを収蔵したい。どんなに社会が価値を認める作品でも、お金はかからない。無限のスペースもある。でも本当に本当に大事なものに出会うには、常に眼を開いていなければいけない。これが難しい。放っておくと生活のなかで瞼が閉じてしまう。

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